皆さま、日々のご乗車、お仕事お疲れさまです。
個人的には、PickGoの「こんな案件が登録されました」から、成約済みまでの時間が極端に短い案件があって、「あれ?この案件どこいった?」みたいなのを感じる日々を過ごしています。PickGoって早い者勝ちでしたっけ?
さて、みなさまトンネル内では、ちゃんとライトを付けてるでしょうか?
今日はそんなライトの重要性を考えてみたいと思います。
自分が見えるかどうかじゃない
そもそもライトは、「自車から外の状況が見えるようにするためにつける」ものではありません。もちろん、その側面もあります。むしろそれは大前提です。街灯の少ない夜道では、自車のライトだけが頼りになることも、多々あると思います。が、大切なのは、「自車以外の他の存在に、自車の存在を伝える」という側面があります。そして、こちらの目的が非常に重要なのです。
トンネル内で、急に後ろに車が現れてびっくりした経験、ないでしょうか。急に現れる車に限って、無灯火であることがほとんどです。そして、無灯火だから後ろから近づいてきていても、先行車に存在が気づかれません。気づかれないようにこっそり近づくのであれば無灯火がいいのでしょうけど、そのような目的で運転することはないと思います。
つい先日もトンネル内で、気づいたら自車のすぐ後ろに無灯火の車に接近されていました。対向車も無灯火が多く、わたしが安全運転に努めていても、巻き込まれそうな恐怖感がありました。
さて、自分が歩行者である時を考えてみましょう。夜道で、プリウスの様なエンジン音が静かな車が、無灯火で後ろから近づいてきたら気付けるでしょうか。ましてや、イヤホンなどを付けながら歩いていたら、エンジン音がしていても気付かないこともあると思います。このように、暗い場所での無灯火は、大変に危険です。
同様の理由で、エンジン音がまったくしない自転車の無灯火も危険です。夜に自転車を運転する際には、必ずライトを付けましょう。運転する人自身を守るためです(もちろん。歩行者を守るためでもあります)。
違反かどうかじゃない
夜の無灯火は、車であろうと自転車であろうと、違反です。車の場合ですと、通称青切符を切られ、1点プラス5,000円から7,000円の違反金となります。でも、点数が大事だから、違反金を払いたくないから、が理由ではありません。事故を起こさないためのライトです。
夕暮れ時、ちょっと早いかなというタイミングでも、ライトをつける癖をつけたいところです。
ハイビーム?ロービーム?
夜間走る際には、ハイビームとロービーム、どちらが正しいのでしょうか。
対向車や後続車がハイビームにしていると、まぶしいと感じるのが正直なところだと思います。ところが、実は夜間はハイビームが正しいのです。
そもそも、ロービームは正式名称を「すれ違い用前照灯」と言い、ハイビームは正式には「走行用前照灯」と言います。実は、名前の通り、本来であれば、対向車や先行車がいない状況では、ハイビームで走行するのが正しいのです。
最近では、ハイビームとロービームが自動で切り替わるようになっています。先日代車で借りた車が、自動切り替えを搭載していました。
ただ、ハイビームのまま先行車に近づくと、トラブルに発展することもあります。都心や交通量の多い場所を走行する際には、ロービームで良いと考えていますが、以下のような道では迷わずハイビームにした方が良いと、私は考えています。
- 見通しの悪い道を走行するとき
- 先行車も対向車も、見える範囲にいない時
- 街灯が少なく、運転に支障が出ると判断した時
- 細い道で、すれ違いができない場合(離合ポイントがない場合)
このような場合には、ハイビームにしましょう。その場合でも、対向車が来たとき、先行車に近づいた時は、ロービームに戻すようにしましょう。
4つめの理由は、自車の存在アピールです。自車か対向車が気づけば、すれ違える場所で待てるだろう、という発想です。
これだけは注意
自車、対向車ともにハイビームの場合、ハイビームに挟まれた範囲では、蒸発現象が特に起きやすくなります。雨の場合ですとなおさらです。警察からも蒸発現象について解説がされていて、注意が促されています。どうぞお気を付けください。
ライトの目的
まとめると、ライトの目的は以下の通りです。
- 自車の前方を照らし、安全に運行する
- 他車や歩行者に対し、自車の存在を知らせることで安全に運行する
あなたにとって周りが見えるから無灯火で良い、のではありません。他車や歩行者に思いやりをもって安全運転につとめましょう。また、言い忘れていましたが、スモールライト(車幅灯)のみの灯火は、無灯火と同義とみなされ、違反になります。
スモールライトは、本来「停車中に、他車に対して自車の幅を知らせる」のが目的であり、暗いとき(夕暮れ時)などにつけるものではありません。誤解のないよう…。