今年の連休は、天皇退位・即位に際し、10連休と大型連休になっている、そんなサラリーマンの方々も多くいらっしゃると思います。各地の高速道路で激しい渋滞となっており、行楽地で過ごす時間よりも、車の中で過ごす時間の方が長い、みたいなことになってしまっているかもしれませんね。
さて、そんなドライバーの皆さまの中には、
- 普段から恒常的に運転をされている方
- 土曜日や日曜日だけ運転される方
- 大型連休の時くらいしか運転しない方
などなど、様々いらっしゃると思います。
普段から恒常的に運転されている方にとっては、いわゆるサンデードライバーさんの運転に疑問を感じられることもあるかもしれません。
ウィンカー、いつ出しますか
普段から恒常的に運転されている方は、無意識で「自分が迷惑と感じることは自分もやらない」ようにされていると思います。たとえばウィンカーは、ちゃんと曲がる手前で出す、とかです。
ドライバーの中には、交差点に進入して曲がり始めてからウィンカーを出すような人がいます。これは、対向車にも歩行者にも、後続車にも迷惑です。交差点もそうですが、店舗への入り口なんかで、入り始めてからウィンカーを出されると、非常に危険です。また、高速道路などで、車線変更をしながらウィンカーを出すドライバーもいます。本当に危険です。
多くのドライバーは、他車の「ブレーキランプ」「ウィンカー」「加減速」を危険予測に組み込むことで、自分の安全運転につなげています。
教習所で習っているかとは思いますが、曲がる順番としては、
- 曲がる30メートルほど手前(または3秒前)でウィンカーを出す
- ゆるやかに減速を行う
- 徐行し、他車や歩行者などに留意しながら曲がる
減速とウィンカーの順番を誤っているドライバーもいるようですが、正しいとされている(他車への迷惑とならない順序)は上記の通りです。これは、先に減速をしてしまうと、後続車は「止まる」 or 「曲がる」の区別がつかないためです。ウィンカーを先に出せば、後続車は「前の車は減速するはずだ」と心構えができ、安全に減速することができます。
30メートルや3秒前はあくまでも目安でしかありませんが、これくらいの余裕をもって「自分はこの後こっちに曲がります」を周囲にアピールして欲しいところです。
適切にウィンカーを出さないと処罰も
現状、警察の方々もウィンカー一つで1点プラス反則金をとることも、なかなかないかもしれません。しかし、たかがウィンカーでは済まされません。適切なウィンカーを出さなかったことで事故が起きたり、あるいは逆にウィンカーをちゃんと出していれば追突事故が起きなかったり、そういうケースもあります。
運転中に、他車とコミュニケーションを取ることは、非常に難しいことでありながら、非常に重要なことです。
「止まります」「曲がります」「減速します」。後続車や他の車に対して、「自分はこの後こうします」をアピールすることで、円滑かつ安全な交通を、ハンドルを握るドライバー全員が意識していきたいところです。